断酒の喜び 菅原節子

標準

私は、大石クリニックの院長、副院長に助けて頂いた菅原節子です。
今から10年前、私はアルコール依存症、精神病、それに薬物依存症と数多くの病名を持ち、他の方より重い病気と診断され、闘ってきました。これまで何ケ所もの病院に治療をお願いしたものの皆断られ、自分の目の前が分からなくなり、生きる希望さえ失って、どうにでもなれと苦しみの中で暴れ果てていた時、最後に私を救って下さったのが、大石クリニックの院長、副院長でした。当時の私は、人の話もろくに聞けず、目の焦点も合わず、落ち着きのない私でした。病気の影響で話をしてもまともな事も言えず、心の病気もあった私に厳しさの中にも優しく、治療に頑張って下さいました。30種類の薬を飲みながらの、生活の間、自分の弱さとわがままで、酒に手を出しては全てが分からなくなり、院長、副院長を裏切ったことは一度や二度ではありませんでした。
酒に手を出せば身も心もボロボロになり、寿命を縮めることを、考えることさえ出来なかった私を見放すことなく、治療と指導に力を入れて下さったお蔭で、これまで何事も人任せだった私が今では、薄紙をはがすように、少しずつ手がけることが出来るようになってきたのです。その事を院長、副院長も認めて下さり、私にクリニックのトイレの掃除を半年間訓練させて下さいました。私は嬉しくて、今までの自分の事を考えると夢のような気持ちになり、誰が見ていまいが一生懸命頑張って6ケ月間を終えるとその努力が認められ、次はル・ドーメンというスナック喫茶の掃除をする事になったのです。店の中にはウイスキーやアルコール類が、たくさん棚の上に置かれているのです。最初はどうしてこのような場所に私をと思いました。アルコールに手を出せば、又、院長、副院長を裏切ることになると意志を強く持ち、自分に勝つ事ができました。
今までの私はきっと手の届く場所の酒に手が出たかも知れないと思ったとたん、今の私は違うんだ、人間革命できたのだと、自分の命に言い聞かせていました。それが終わると今度は、私の希望どうりの介護2級試験に挑戦させて下さいました。横浜へ、1ケ月の講習に通い、学んだ勉強と渡された難しい本を何冊も読みながらの理解には本当に苦労しました。修了後、合格通知を頂いた時は嬉しくて、自分にも一生懸命頑張れば結果が出せるのだととの実感が沸いてきました。「冬は必ず春になる」の精神を持った今までにない私の必死の取り組みでした。資格証を頂き、早速、院長、副院長のもとへ。見て頂くと心から喜んで下さり、私は感謝の気持ちでいっぱいでした。
今まで全て人の世話になって来ましたが、これからは、私が人の為に社会に貢献できる自分になれると思うと、これも素晴らしい大石クリニックの院長先生、副院長先生にお会い出来たことが私の一番の幸せと成りました。この感謝を忘れることなく、そして、誠実感を失う事のないよう、自分の力で手にしたこの資格を社会で実践できるように一生懸命頑張って行く決意です。そして、大石クリニックの精神保健福祉士である田中さんには大変お世話になりました。今後共お力を借りながらの私の戦いはつづきます。
いっそう

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